LGBTQをどう考えるか

本日は、政府が推進している「LGBTQ」について、考えてみたいと思います。 

フェムテック情報を発信するand you?にとっても、LGBTQは非常に関心の深いトピックです。

LGBTQ法案とは、マイノリティーな性的指向の方々を受け入れ理解するためのもの…と聞くと、一見素晴らしい決まりごとのように思えますが、実際の当事者、そして世界ではどのような受け止め方をしているのでしょうか?

LGBTQを考える上で参考になる動画もいくつかご紹介させて頂きますので、ぜひご覧下さい。

🌟LGBT理解増進法案

令和五年6月23日に施行された、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律(令和五年法律第六十八号)。通称「LGBT理解増進法案」ですが、少しネットを検索するだけでも❝当事者❞である方々からは批判の声が相次いだ…という趣旨の記事を数多く見つけることができます。

 

動画のように、まずは当初考案された立憲・社民・協賛など超党派議員がまとめた合意案に後から付け加えらえた条文が、当事者たちの心情に寄り添うものではない…という抗議からはじまり、同時に公衆トイレ・浴場に関する問題に波及して行きました。

実際に、LGBT理解増進法案が施工された辺りから、女性トイレや浴場に男性が入ってきたという被害が目立ち始めます。

この公衆トイレ問題で注目されたのが、ITビジネスアナリストの深田萌絵さんのご活動です。

深田さんはLGBTQの方々にも参加を呼び掛けながら、女子トイレを守るチラシ配り会や、LGBTQ法案に反対する署名活動に専念されました。

 

深田さんが中心になって行われた署名活動では、全国から23,000筆を越える署名が集まり、2023年10月13日に須藤元気参議院議員の手に渡されたとのこと。

公衆トイレへの懸念は、小さな女児をもつ親御さんからの関心が非常に高く、様々なインタビューの中でも「デパートのトイレにはもう、子供一人で行かせられない…」という声が多く上がっていました。

当初は「どの人も差別なく、多様性を尊重しよう」という広義の趣旨で始まったLGBTQの風潮ですが、なぜここまでこじれているのでしょうか?

それは、LGBTQを装った犯罪者が横行する温床になり得るような「どうとも取れる」ような曖昧な定義の中、当事者の心情を汲まず作られた法案が施行されたからであり、そもそも伝統的に同性愛に寛容であった日本文化の中に「法」として世間に再認識させる必要性があったのか?という疑問も浮かんできます。

 

🌟本場アメリカでは…

さて、それではLGBTQの本場である、アメリカではどのような動きがあるのでしょうか?

…実は今年の3月に、大変な騒ぎが起きていたのです。

 

 

越境3.0チャンネルの石田和靖氏と、元アメリカ海軍情報局 軍事評論家のマックス・フォンシュラー氏によると、今年の3月31日にキリスト教の「イースター」とトランスジェンダーの日(Day of Visibility)が重なったため、一部対立勢力の中で聖書が燃やされるなどの事件が起きたとのこと。

多様性を尊重する活動が尊重される中、他の意見を認めない気質を併せ持つアメリカ。

性に関する考え方よりも、宗教や支持政党により意見が反発している印象を持ちます。この対立は、11月のアメリカ大統領選挙に向けて一層加熱するのではないでしょうか…。

🌟日本らしいLGBTQの着地点

筆者が日常フェムテックにまつわる情報を集める中で、日本はLGBTQを考える以前に、男性と女性、両者がお互いの身体の仕組みやホルモンバランスの重要性を意外と理解していないのではないかと感じる場面が多くあります。

 

身近なところからも

「更年期でホルモンバランスが崩れ、日常の動作がダルくてたまらないのに、旦那から怠け者扱いされて辛い」とか、

 

「年齢を重ねるごとに減退する性欲のことを、うまく妻に話せない」

と言った悩みが聞こえてきます。

 

実際に保健体育の授業でも、第二次性徴が始まると女性の身体は丸みを帯び、初潮が起きて…辺りまでしか説明されていないのではないでしょうか?

 

筆者としては、もう少し踏み込んだ性的理解…一例を挙げれば「PMS期間になぜ女性の気持ちが不安定になるか」「更年期に入るとお互いにどんな症状や病気にかかりやすいか」などの情報を学ぶ機会が作られ、それと並行してLGBTQの方々に関する理解を深めて行けたら良いのではないかと考える次第です。

 

皆様はLGBTQについて、どのようなご意見をお持ちでしょうか?

 

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