3月も半ばに入り、柔らかな日差しに春の訪れを感じる季節となりました。
しかし、私たち日本人にとって、今日という日は、カレンダーの数字以上に重く、そして深い意味を持つ日でもあります。
本日3月11日は、東日本大震災が発生した日であるとともに、「いのちの日」でもあります。
この「いのちの日」は、精神保健に関する相談活動を行う「いのちの電話」が提唱したものです。
自殺予防への理解を深め、困難に直面している方々に寄り添い、命の尊さを改めて考えようという願いが込められています。
震災という大きな悲しみを経験したこの日に、この記念日が制定されていることには、強いメッセージを感じずにはいられません。
あの日から、長い年月が経ちました。
街の景色は変わり、復興は進んでいますが、大切な人を亡くされた方々の心の傷が癒えることはありません。
失われた尊い命、そして今、懸命に生きている私たちの命。
そのすべてに優劣はなく、等しく温かく、かけがえのないものです。
「いのちの日」である今日、私たちは何ができるでしょうか。
まずは、自分自身の心にそっと耳を傾けてみてください。
頑張りすぎてはいませんか?
ひとりで抱え込んでいる悩みはありませんか?
「いのちの日」の目的のひとつは、誰かに助けを求めることは決して恥ずかしいことではない、と伝えることにあります。
そして、あなたの隣にいる大切な人へ、想いを馳せてみてください。
当たり前のように交わす「おはよう」や「おやすみ」という言葉。
温かいご飯を一緒に食べられること。
そんな何気ない日常が、実はどれほど奇跡的なことなのか。
震災で失われた多くの命に祈りを捧げるとともに、今ある命を精一杯慈しむこと。
それが、今を生きる私たちにできる、最も優しく、最も大切なことのように思います。
今日は、少しだけ立ち止まって、自分と周りの人の「心」を温め合う日にしませんか。
春の風が、すべての方の心に優しく寄り添うことを願っています。
今日という一日を、どうか大切にお過ごしください。
and you?より、心を込めて。

