本日は、ダイエット中でも楽しめる、自然な甘みのお茶をご紹介しようと思います。
みなさんは、「甘茶」って飲んだことがありますか?
🌟甘茶の原料って何?
「お茶」と言いますと、原料はお茶の葉を思い浮かべがちですが、甘茶の原料は
アジサイの変種
なんですね!
アジサイの若葉を8月下旬に採取し、日干しして乾燥させた物に、水を噴霧し樽などに詰めて24時間発酵させたものを蒸して揉捻し、再度乾燥させたものを指します。
甘茶は、その名の通り甘さが強いお茶であり、甘さの元はアマチャの生の葉に含まれる配糖体「フィロズルチンとイソフィロズルチン」によるものです。
まさに天然の甘味
さらにこの成分は、お砂糖の数百倍の甘さだとされています。
ダイエット中に甘いものが口にしたくなった時にはオススメですよ♪
🌟甘茶の効能は?
甘茶の効能としましては、抗アレルギー作用、歯周病改善、口臭予防、アンチエイジングに効果があるとされています。
甘茶の中には「タンニン」が含まれているので、歯周病の元となる菌が増殖するのを防いでくれるようです。
また、タンニンには代謝をよくする効果もありますので、老廃物を外に排出するデトックス効果も期待もできます。
花粉症やアトピーにも効果があるとされますが、お試しになる際には一度かかりつけの医師にご相談頂くことをお勧めします。
見た目は紅茶のような色合いですが、あまり濃く淹れるのはNGなんです。
あまり濃く淹れますと、その分タンニンが多く含まれてしまいます。
タンニンの過剰摂取は、下痢や嘔吐などの症状が出る可能性がありますので、特にお子様には薄めに淹れてあげて下さいね。
🌟花まつりに甘茶が飲まれる訳
そして甘茶が飲まれることで有名な行事は、4月8日の「花まつり」です。
花まつりとは別名「灌仏会」とも呼ばれ、お釈迦様の誕生を祝う祭りなんですね。
花まつりでは、子供の健康が祈られますが、昔から甘茶で赤ちゃんの頭をなでると、元気で丈夫な子に育つと言い伝えられていました。
また、誕生仏(釈迦が生まれたとき、右手で天を指し左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と唱えたという姿をかたどった像)に甘茶をかける風習もあります。
甘茶は日本だけではなく、アジアを中心に昔から親しまれており、中国には甘茶には「上に立つ者がよい政治を行って平和な世が訪れると甘い露が降る」という言い伝えがあり、インドには「甘茶は神様の飲み物で飲むと不老不死になれる」という伝説があります。
🌟おうちで花まつりを楽しみましょう♪
花祭りは全ての宗派に共通する特別な行事です。
寺院での催しに参加するのが大変な方でも、ご自宅で甘茶を飲んだり、春の旬の食べ物やよもぎ餅を食べながら、花まつりを楽しんでみませんか?
今年は甘茶で、お釈迦様の誕生日をお祝いしてみましょう