美容と健康のためにもフレッシュな野菜が食べたい!
だけど最近、スーパーに出かけると野菜が高くて…。
みなさんも、最近の野菜の価格の高騰には驚かれているかと思いますが、日本の食料自給率はそれほどまで低いのでしょうか?
本日は、日本の食料自給率に焦点を当て、家庭でもできる対策について考えてみたいと思います。
日本の食料自給率の現状
日本の食料自給率は、カロリーベースで約38%(2022年度)です。
これは、先進国の中でも非常に低い水準であり、食料の多くを海外からの輸入に頼っていることを示しています。
しかし、この食料自給率の算出方法には、注意が必要です。
日本の食料自給率は、カロリーベースで算出されているため、カロリーの高い穀物や肉類の自給率が低いと、全体の自給率も低く算出されてしまうのです。
一方で、カロリーの低い野菜や果物は、実は比較的高い自給率を維持しています。
つまり、日本は、カロリーベースで見るほど食料生産力が低いわけではない可能性があるのです。
食料自給率向上のために私たちにできること
食料自給率向上は、国の政策だけでなく、私たち一人ひとりの行動も重要です。
ここでは、家庭でできる食料自給率向上のための取り組みを紹介します。
1. 家庭菜園に挑戦する
庭やベランダなどの限られたスペースでも、野菜やハーブを育てることができます。自分で育てた野菜は、新鮮で安心なだけでなく、食料自給率向上にも貢献できます。
2. 地元の食材を積極的に選ぶ
地元の食材を選ぶことは、輸送にかかるエネルギーを削減し、地域の農業を支援することにつながります。旬の食材を取り入れることで、食卓も豊かになります。
3. 食品ロスを減らす
食べ残しや賞味期限切れによる食品ロスは、食料自給率を下げる要因の一つです。必要な分だけ購入し、食材を無駄なく使い切るように心がけましょう。
家庭での水耕栽培のススメ
家庭菜園の中でも、水耕栽培は、土を使わずに野菜やハーブを育てることができるため、近年注目を集めています。水耕栽培は、土壌の管理が不要で、害虫や病気のリスクも低いため、初心者でも比較的簡単に始められます。
水耕栽培に必要な道具
- 水耕栽培キット:ホームセンターやオンラインショップで様々な種類のキットが販売されています。
- 液体肥料:水耕栽培専用の液体肥料が必要です。
- LEDライト:室内で栽培する場合は、植物育成用のLEDライトが必要です。
- タイマー:LEDライトの点灯時間を管理するために使用します。
- 種または苗:育てたい野菜やハーブの種または苗を用意します。
水耕栽培のメリット
- 省スペース:土を使わないため、限られたスペースでも栽培できます。
- 生育が早い:土耕栽培に比べて、生育が早い傾向があります。
- 無農薬:土壌由来の病害虫のリスクが低いため、無農薬で栽培できます。
- 一年中栽培可能:室内で栽培すれば、季節に関係なく野菜やハーブを育てられます。
まとめ
日本の食料自給率は、カロリーベースで見るほど低くない可能性があります。
しかし、食料の多くを海外からの輸入に頼っている現状は、決して安心できるものではありません。
家庭菜園や水耕栽培に挑戦し、地元の食材を積極的に選ぶなど、私たち一人ひとりができることから始めて、食料自給率向上に貢献しましょう。