フィリピンのバレンタインデーは「合同結婚式」!?その裏事情とは?

日本のバレンタインデーといえば、🍫チョコレートを贈るのが定番ですよね。

デパートの特設会場は人でごった返し、本命チョコから義理チョコ、そして自分へのご褒美チョコまで…まさにチョコレート尽くし!

 

でも、世界に目を向けてみると、バレンタインデーの過ごし方は本当に多様なんです。

今回は、その中でも特にユニークで感動的な、フィリピンのバレンタインデーをご紹介します!

なんと、フィリピンではバレンタインの時期に

合同結婚式(Mass Wedding)が盛大に行われるんですよ。

 

💖 何それ!?合同結婚式って!?

 

フィリピンでは毎年2月14日前後になると、全国各地で数百組、時には数千組ものカップルが一度に結婚式を挙げるんです。

 

想像してみてください…真っ白なウェディングドレスやタキシードに身を包んだカップルが、ずらりと並んで一斉に愛を誓い合う姿を!

まるで映画のワンシーンのようです。

 

合同結婚式と聞くと、日本国内での過去の報道から、あまり良いイメージを持たない方が多いかもしれません。

「合同結婚式って…。まさか某振興宗教がらみなんじゃ…」

と、怪訝に思われる方もいるかと思いますが、フィリピンの場合、事情がまったく異なります。

 なぜフィリピンで合同結婚式が生まれたの?

 

このユニークな伝統が生まれた背景には、フィリピンならではの事情が深く関わっています。

 

  経済的なハードルを乗り越えるため💰 

 

フィリピンは、国民の多くが熱心なカトリック教徒です。カトリックの教えでは、正式な結婚は非常に重要視されています。

しかし、伝統的な結婚式を挙げるには、教会での儀式や披露宴の費用など、多額のお金がかかります。

これは、特に低所得層のカップルにとっては大きな負担となり、結婚式を挙げられずに事実婚のまま生活するケースも少なくありませんでした。

そこで、地方自治体や教会、そして時にはNGOなどが立ち上がり、無料で結婚式を挙げられる機会を提供し始めたのが、合同結婚式の始まりなんです。

 

  法的な保護と宗教的な意味👨👩👧👦 

 

正式に結婚することで、生まれてくる子どもたちが法的に「嫡出子(ちゃくしゅつし)」として認められ、公的なサービスや相続などの権利を受けやすくなります。

また、カトリック教徒にとって「結婚の秘跡(聖なる儀式)」を受けることは、信仰生活において非常に大切な意味を持ちます。

合同結婚式は、経済的な理由でこれらの恩恵を受けられなかったカップルに、平等に機会を提供する役割も果たしているんです。

 

  聖バレンタインの精神を具現化👼 

 

聖バレンタインは、戦場に向かう兵士たちのために秘密裏に結婚式を執り行ったという伝説があります。

この「愛の聖人」の精神に則り、多くのカップルを一度に祝福する合同結婚式は、まさにバレンタインデーにふさわしいお祝いとされています。

 

🎉 どんな式典なの?

 

合同結婚式は、市役所のホールや大きな体育館、公園など、広々とした場所で開催されます。

市長さんや司教さんなど、地域の名士が主催者となり、時には豪華なケーキや花束、記念品までが自治体から贈られることもあるんですよ。

 

何百組ものカップルが一斉に「Yes, I do!(誓います!)」と答え、誓いのキスを交わす光景は、圧巻の一言。

 

会場全体が愛と幸福感に包まれる、まさに感動の瞬間です。

テレビのニュースでも毎年大きく取り上げられる、フィリピンのバレンタインデーの風物詩なんです。

🥰 フィリピンの人々の反応は?

 

フィリピン国内では、この合同結婚式は非常に好意的に受け止められています。

お金がなくても、愛し合う二人が神様と社会の前で正式に結ばれることができるこのシステムは、フィリピンの温かい国民性や、家族を大切にする文化の象徴とも言えるでしょう。

 

もちろん、近年では若者の間で「まずは同棲から」というカップルも増えていますが、「いつかはバレンタインの合同結婚式でちゃんと籍を入れたいね」と夢見るカップルも少なくありません。


いかがでしたか?

フィリピンのバレンタインデーは、チョコレートを贈るのとはまた一味違う、愛の形と社会の温かさを感じられる日なんですね。💖

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