このブログでは、もはや定番の話題となっている「デンタルダム」ですが、その誕生の歴史については意外と知らない方が多いようです。
最近ではパリ五輪の選手村で、コンドームと一緒に配布されたというニュースが話題となったデンタルダム。
コンドームと比べ、意外と歴史は浅いのでしょうか?
本日は今話題の「デンタルダム」の歴史を紐解いてみようと思います!
🕰️ デンタルダムの意外な歴史:「歯」から「愛」を守るバリアへ
デンタルダムの起源は、私たちの想像とは少し違います。
1. 誕生は「1864年のアメリカ」!
デンタルダムは、もともと性病予防用ではなく、歯科治療のために考案されました。1864年、アメリカの歯科医サウスウッド・A・バーナム氏が、治療する歯を唾液などから隔離するためにゴムシートを使うことを思いついたのが始まりです。
まさに医療技術の進歩が生んだ発明だったわけですね。
2. エイズの流行と新たな役割へ
時が流れ、1980年代。
世界中でエイズ(HIV)が深刻な問題になると、人々は予防への意識を大きく高めました。
この頃、性器や肛門と口の接触(オーラルセックス)による感染リスクを防ぐため、この歯科用のゴムシートを流用することが考えられ始めました。
これが、デンタルダムが「性感染症予防のバリア」としての役割を担い始めた転換点です。
3. 製品化は「オーストラリア」から!
そして1998年、オーストラリアのGlyde社が、オーラルセックス専用に薄く、柔らかく、風味を付けたデンタルダムを世界で初めて商品化しました。
これにより、より安全で快適に予防ができるツールとして、世界中に広がる土台が作られたのです!💖
パリ五輪で世界に認知された意味
今回、パリ五輪の選手村でデンタルダムが大量に配布されたのは、単なる話題作りではありません。
オリンピックは、1988年のソウル大会以降、エイズ予防啓発のためにコンドームを配布し続けてきました。
デンタルダムの導入は、コンドームだけでは防げないオーラルセックスによるリスクにも目を向け、すべての性的接触における安全確保を推進するという、オリンピックの公衆衛生に対する強いメッセージなのです。
🔮 今後の予測:私たち女性の「新常識」へ
現在、日本では梅毒などの性感染症が急増しています。
特にオーラルセックスで感染するケースも少なくありません。
デンタルダムの存在は、パリ五輪を機にメディアやSNSで大きく取り上げられました。この波は、間違いなく「性の安全性に関する意識」を一段と引き上げます。
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入手しやすさの向上: 今後は、避妊具コーナーやドラッグストアなどで、コンドームのようにデンタルダムが当たり前に並ぶようになるでしょう。
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対話の促進: 「デンタルダムを使う?」という会話が、安全な関係を築くための自然な対話の一部になっていくはずです。
私たち女性が、自分の身体と健康を守るために知識を持つことは、最高の自己肯定感につながります。
デンタルダムは、自分を大切にするための、未来のスタンダードアイテムになること間違いなしです!
皆さんもぜひ、この機会に安全な性の知識をアップデートしていきましょう!💪💕




