【デンタルダム調査】各国の反応は?

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弊社でプレジャーグッズとしての「デンタルダム」の販売を開始してから、はや4年ほど経ちますが、今では販売開始当初にくらべSNS等での認知度も増し、デンタルダムの日本での販売先駆者に1社としては大変うれしく思っております。


さて、本日の話題はその「デンタルダム」についてです。


日本では少しずつその存在が浸透してきた「デンタルダム」ですが、各国の反応はどんな様子なのでしょう?


アメリカ 


  • 認知度:
    • デンタルダムは、1980年代後半から1990年代初頭のHIV/AIDS危機の時期に、性感染症予防ツールとして初めて注目されました。安全なセックスを推進するキャンペーン(特にゲイやレズビアンのコミュニティ向け)で配布されたことで、一部で知られるようになりました。
    • 2024年のデータによると、デンタルダムの市場規模は成長傾向にありますが(2023年:1億3,949万米ドル、2030年予測:2億2,842万米ドル、CAGR 7.3%)、これは主に医療用途(歯科治療)によるもので、プレジャーグッズとしての市場はまだニッチです。
  • 評価:
    • ポジティブな評価:医療専門家や性教育者からは、性感染症(特にヘルペス、HPV、HIVなど)の予防に有効であると支持されています。オーラルセックス時のバリアとして、体液の接触を防ぐ効果が認められています。また、非ラテックス素材やフレーバー付き製品(例:ストロベリー、バニラ)の登場により、使いやすさや楽しさが向上していると評価されています。
    • 課題とネガティブな評価:一方で、使い勝手の悪さが指摘されています。デンタルダムは、ずれやすい、破れやすい、感覚が損なわれるなどの不満がユーザーから報告されています。さらに、一般的な性教育カリキュラムやメディアでの露出が少ないため、「知られざるツール」というイメージが強いです。
    • X上の投稿でも、デンタルダムは「クンニ用のゴム」として話題に上がることがありますが、ユーモラスな文脈が多く、広く一般的な認知には至っていないことが伺えます。


フランス 


認知度:

  • フランスでは、パリ五輪の選手村での配布がメディアで取り上げられたことで、一般の関心が一部高まったものの、日常的なプレジャーグッズとしての認知はまだ低いようです。
  • 評価:
    • ポジティブな評価:フランスでも、デンタルダムはオーラルセックス時の性感染症予防に有効であると、医療専門家から一定の支持を受けています。特に、梅毒やクラミジアなどの感染リスクを軽減するツールとして推奨されています。パリ五輪での配布は、性教育や安全なセックスを促進する象徴的な取り組みとして好意的に受け止められています。
    • 課題とネガティブな評価:アメリカと同様、使いづらさや感覚の低下が課題として挙げられます。また、フランスの性文化は比較的オープンですが、デンタルダムは「医療的すぎる」イメージがあり、プレジャーグッズとしての魅力が低いと感じるユーザーもいます。さらに、フランスではコンドームやPrEP(HIV予防薬)のような代替手段が広く普及しているため、デンタルダムの必要性が相対的に低く見られている可能性があります。


イギリス 

  • 認知度:
    • イギリスでは、デンタルダムは主に性感染症(STI)予防のツールとして、NHS(国民保健サービス)や性教育プログラムを通じて紹介されています。LGBTQ+コミュニティや性健康クリニックでの認知度は比較的高いですが、一般消費者への普及はまだ限定的です。
    • イギリスの性教育では、学校教育や一般向けのキャンペーンではコンドームが優先される傾向があり、デンタルダムの知名度は低いままです。
  • 評価:
    • ポジティブな評価:医療専門家や性健康団体(例:Terrence Higgins Trust)からは、ヘルペス、HPV、クラミジアなどの予防に有効であると支持されています。
    • 課題:イギリスの性文化では、プレジャーグッズとしてのデンタルダムの魅力が薄く、「医療的すぎる」と感じられることがあります。フレーバー付き製品(例:ストロベリー、バニラ)は一部で好評ですが、主流のプレジャーグッズ(潤滑剤やバイブレーター)に比べると使用頻度は低いです。
    • 事例:イギリスの性健康キャンペーンでは、デンタルダムが無料配布される場合がありますが、コンドームほど普及しておらず、若年層やカジュアルなセックスシーンでの使用はまれです。


ドイツ 

  • 認知度:
    • ドイツの薬局やオンラインショップではデンタルダムが販売されていますが、入手の容易さはコンドームに大きく劣ります。フェムテック市場の成長に伴い、女性向けの性健康製品として注目されつつありますが、市場規模はまだ小さいです(グローバル市場規模の予測として、2023年:1億3,949万米ドル、2030年:2億2,842万米ドル、CAGR 7.3%)。


    • ドイツの性教育プログラムでは、デンタルダムの使用方法が紹介されることがありますが、実際の使用はコンドームやPrEPに比べると少なく、若年層の認知度は特に低いです。
  • 評価:
    • ポジティブな評価:ドイツの医療専門家は、デンタルダムがオーラルセックス時の性感染症予防に有効であると評価しています。
    • 課題:使い勝手の悪さがユーザーから指摘されており、感覚の低下も不満の一因です。また、ドイツでは性に対するオープンな文化が根付いていますが、デンタルダムは「実用的だがセクシーさに欠ける」と見なされることがあり、プレジャーグッズとしての魅力が低いです。
    • 事例:ドイツの性健康クリニックやLGBTQ+イベントでは、デンタルダムが無料配布されることがあり、フェムテック関連の展示会でも紹介されるケースが増えています。ただし、一般市場での普及には時間がかかると予想されます。



 TODAY'S
 まとめ

デンタルダムは、プレジャーグッズとしての魅力はまだ低いとされています。


フェムテック市場の成長や、パリ五輪のようなイベントでの露出増加により、デンタルダムの認知度が向上する可能性があります。特に、若年層や女性向けのマーケティング強化が、普及を後押しする鍵となるでしょう。


and you?では、今後もデンタルダム情報を発信して参りますので、ぜひとも市場調査の参考にして頂けましたら幸いです。


また、「こんなデンタルダムがあったら使ってみたいかも…」などのご意見がありましたら、お寄せ頂けますと商品開発の励みになります!


今後とも、and you?のブログを

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