チョコレートの奥深さに触れる。メキシコ発祥の万能ソース「モーレ」の魅力

明日はバレンタインですねピンクハート飛び出すハート

 

店頭に並ぶ、いつもよりもちょっと豪華なチョコレートが並んでいるのを見かけると、気持ちがワクワクしてきますね♪

 

そんな楽しいバレンタインシーズンですが、意外と多いのが

「うちのパートナー、甘いものが苦手で…」

という言葉です。

 

そこで本日は、チョコレートを使った甘くない料理を紹介させて頂きます!

みなさんは、「モーレ」って聞いたことがありますか?

 

「モーレ」ってどんな料理?

 

モーレは、メキシコ発祥の奥深いソース。チョコレートに加え、唐辛子やスパイスなど、たくさんの材料を組み合わせて作られます。甘さ、辛さ、香ばしさ、様々な味が複雑に絡み合い、一度食べたら忘れられない、そんな魅力的なソースなんです。

今回は、そんなモーレの歴史や種類、そして家庭でも作りやすいレシピをご紹介します。

 

モーレの歴史

 

モーレの起源は、古代アステカ時代にまで遡ります。

当時から、カカオは神聖な食べ物として珍重されていました。カカオに、唐辛子やスパイスなどを加えて作られたソースは、特別な儀式や宴会で供されていました。

スペイン植民地時代に入ると、ヨーロッパの食材や調理法がメキシコに持ち込まれます。モーレもまた、チョコレートやナッツ、ドライフルーツなどが加えられ、より複雑で洗練された味わいへと変化していきました。

現在では、メキシコ各地で様々な種類のモーレが存在し、その数は50種類以上とも言われています。

 

モーレの種類

 

モーレには、大きく分けて「黒いモーレ」「赤いモーレ」「緑のモーレ」の3種類があります。

 

黒いモーレ

オアハカ州が発祥の「モーレ・ネグロ」が有名です。チョコレートや唐辛子を焦がすことで、独特の黒い色と苦味を出しています。

 

赤いモーレ

プエブラ州の「モーレ・ポブラーノ」が代表的です。唐辛子やトマトをベースに、チョコレートやナッツなどを加えて作られます。

 

緑のモーレ

「モーレ・ベルデ」と呼ばれ、プエブラ州やメキシコシティ周辺でよく食べられます。唐辛子やハーブをベースに、チョコレートやナッツなどを加えて作られます。

これらの他にも、様々な材料を使ったモーレが存在します。

 

モーレの作り方

 

モーレは、家庭で作るには少し手間のかかる料理です。

しかし、最近では瓶詰めのモーレソースも販売されています。これを使えば、手軽にモーレを楽しむことができます。

今回は、家庭でも作りやすいモーレのレシピをご紹介します。

材料

  • 唐辛子(乾燥) 3種類 5個
  • 玉ねぎ 1個
  • トマト 2個
  • ニンニク 2かけ
  • チョコレート 50g
  • ナッツ(アーモンド、ピーナッツなど) 50g
  • ドライフルーツ(レーズン、プルーンなど) 50g
  • スパイス(クローブ、シナモン、コリアンダーシードなど) 少々
  • 塩、こしょう 少々
  • サラダ油 大さじ2
  • 鶏肉または豚肉 500g

作り方

  1. 唐辛子は種を取り、水で戻しておく。
  2. 玉ねぎ、トマト、ニンニクは粗みじんにする。
  3. フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎ、トマト、ニンニクを炒める。
  4. 唐辛子、ナッツ、ドライフルーツ、スパイスを加えて炒める。
  5. チョコレートを加えて溶かす。
  6. 塩、こしょうで味を調える。
  7. 鶏肉または豚肉を加えて煮込む。

モーレの食べ方

 

モーレは、鶏肉や豚肉料理によく合います。

タコスやエンチラーダのソースとして使ったり、ご飯にかけて食べるのもおすすめです。

また、モーレを使った煮込み料理やスープも美味しいです。

 

まとめ

 

モーレは、メキシコの食文化を代表する奥深いソースです。

チョコレートの甘さ、唐辛子の辛さ、スパイスの香りが複雑に絡み合い、一度食べたら忘れられない味わいです。

ぜひ一度、モーレを味わってみてください!

COLUMN / BLOG 一覧に戻る