突然ですが女性の皆さん。
生理の時はどの生理用品を使っていますか?
日本で一般的なのは、ナプキンとタンポンだと思いますが、最近は『月経カップ』という、じかに膣内に挿入するタイプの経血を受け止めるカップも登場しているようです。
👇画像の左側が『月経カップ』。右側が『タンポン』です。
生理用品を使い始める時――すなわち初潮を迎えた際、母親や姉から使い方を教えてもらう人がいる一方で、なんだか家族には聞きにくくて、友達から教えてもらった…という人も多いようです。
特にタンポンや月経カップに関しては、使い方を間違えてしまうと、重篤な病気を引き起こしてしまうケースもあります。
皆さんは『TSS』という病気を聞いたことがありますか?
トキシックショック症候群(TSS)って?
TSS(トキシックショック症候群)とは、膣内で黄色ブドウ球菌の毒素が発生し、血液を通して全身に広がる症状です。
発症率は低いものの、TSSはタンポンを使用している女性に見られるようです。
タンポンでのTSSは主に、タンポンが膣の水分を吸収し膣が乾燥したことによって粘膜を傷めることから生じています。
月経カップの場合は、医療用のシリコンで作られていることが多く、膣の粘膜を傷つけず、乾燥させることも少ないとは言われていますが、過去にTSSを経験したことがある方は、十分に気を付けたほうが良いでしょう。
月経カップ使用時は、
★12時間以上使用しない事。
★挿入・脱着する時は必ず手を洗う事。
★おりものに異臭がある時には使用しない事。
が重要です。
TSSにはどのような症状があるの?
TSSの症状の一部は重症のインフルエンザや風邪に似ており、通常、次のような症状が現れます。
★ 急な発熱
★ 吐き気
★日焼けのような発疹
★ 失神または失神に近い症状
★筋肉痛
★ めまい
★意識の混濁
★下痢
などなど。
TSSって治るの?
TSSは早期に見つけ、早めに受診することが大切です。
黄色ブドウ球菌バクテリアを殺す抗生物質やその他の症状の改善に作用する医薬品を用いて治療できます。
非常に稀な病気…でも気を抜かないで!
イギリスで調査したところ、TSSに感染する女性は、イギリスの人口約5800万人のうち約40件/年だそうです。
TSSは非常に稀な病気ですが、発見が遅れると命に危険が及ぶ例もあることから、決してあなどれません。
普段タンポンを入れっぱなしにして、交換頻度が少ない人は、くれぐれも気をつけて普段の体調に気を配って下さいね。
本日もand you?の記事を最後までお読み下さり
誠にありがとうございました