お彼岸に食べる食べ物と言えば「おはぎ」ですが、春のお彼岸には「ぼたもち」と名前が変わることはみなさんご存じかと思います。
「おはぎ」も「ぼたもち」もそれぞれ、季節の花である「萩」と「牡丹」が名前の由来となっていますが、実は夏と冬にも決まった名称があるのをご存じですか?
おはぎは、夏は「夜船」冬は「北窓」と呼ばれます。
名前の由来は、その製造方法から。
おはぎの中のお餅は、杵でつくのではなく、すり鉢などでゴリゴリと潰しますよね?
いわば、「いつ ついたか分からないお餅」です。
そこから転じて、夜の船はいつつくか(到着するか)分からない…夜船。
冬場、北側の窓からは月が見えない(つき知らず)…北窓。
となったそうです。
おはぎに使われるあんこは、貧血を改善させる鉄分、骨や歯を作るカルシウム、酵素の働きを助けるマグネシウムが豊富です。
みなさんも食べすぎには気を付けて、おはぎを美味しく堪能して下さいね!